今日は、パーソナルカラー診断の難しいところについて書きます。
肌の色は、明るさに影響を及ぼすメラニン色素や、
皮膚の薄さ、黄色みを帯びさせるカロチノイド色素の量によって
人それぞれ固有の色をかたちづくっています。
そして、肌が黄みがかっている人は温かさを感じさせる色みが調和し、
肌が赤みがかっている人はひんやりとした色みが似合いやすい、
と一般的にはいわれています。
しかし、それは全ての人にあてはまるものではありません。
ここが、パーソナルカラー診断の面白いところです。
着ている服の色やメイクは、その色が肌に映り込むことによって、
顔色に影響を及ぼします。
温かさを感じさせる色みの服やメイクは、
顔に血色を足す効果があり、
一方、ひんやりとした色みの服やメイクは、
顔色を抜いて色白さやすっきり感を増す効果があります。
たとえば、極端に黄みが強い肌を持つ人が、
温かさを感じさせる色味の服やメイクをまとうと、
逆にもともと持っている黄みが強調され、
健康的ではなくなってしまうこともあるのです。
顔が「黄変する」とでもいうべきでしょうか。
一方、持っている肌や目の色素が赤みがかっている人の中には、
ひんやりとした色みをまとうと、血色が悪く見えてしまうかたもあります。
パーソナルカラー診断では、
無数の微妙な色の中から、
その人の持っている魅力を最大限に発揮できる
色みを見つけ、日ごろの着こなしへの活用を提案します。
自分のカラータイプを知らない方や、
本をもとに診断したけどもう一つしっくりこない、という方は、
ぜひプロフェッショナルのパーソナルカラー診断を
受けられてはいかがでしょうか。