目の色や肌の色など、その人固有の色の特徴を分析することから、
パーソナルカラーは一生変わらない、と聞いたがある方も多いと思います。
パーソナルカラーを一度診断しておけば、
生涯同じ法則で服やメイクの配色ができるというのは、
本当でしょうか。
実は、人はさまざまな影響から、パーソナルカラーが変わることがあります。
パーソナルカラーに影響をおよぼす、主な要素を見てみましょう。
■日焼け
紫外線が強まる時期に、サンスクリーンなどを使わないまま
太陽の光を浴びていると、
肌に色素が沈着する、日焼けが起こります。
日焼けすると、これまで似合っていた
淡い色の服やネイルがしっくりこない、
という方もあるのではないでしょうか。
日焼けは、パーソナルカラーを変える一つの要素になるのです。
■加齢
日焼けほどの短期間ではなくても、
年を重ねるごとに徐々に現れてくる変化もあります。
たとえば、白髪の進行や髪のボリュームやツヤの減少、
白目の部分の黄変などで、
これまでは似合っていた色が着こなせなくなることもあるのです。
そんな時、「自分はもう終わりだ」などと思うのは、
とてももったいないこと。
折々に、ベストな配色を知っておくことで、
年齢を重ねることにも前向きになれると思います。
■体調
たとえば、慢性的な内臓疾患を抱えていたりすると、
皮膚の色が、もとの色から変わってしまうことがあります。
また、病気から回復すると、もとの皮膚の色に戻っていくこともあります。
あるいは、精神的なショックや事故などの影響で、
頭髪が一挙に白髪になるという現象も、一般的に知られています。
このような微妙な体調の変化も、
パーソナルカラーに影響を及ぼすと言われています。
■食生活の変化
日々の食べ物は、私たちの体をつくっています。
食生活が大幅に変化し、食べるものが変わると、
徐々に髪や肌などの外見に影響が現れると言われています。
たとえば、ベジタリアンを長い間続けていると、
野菜に含まれるカロチンが肌に蓄積され、
長年かけて、やや黄みを帯びた肌になる方もいます。
また、近年の食事の欧米化に伴い、
日本人の体格や色素は少しずつ変化を見せています。
パーソナルカラーの診断を一度受けてから長い期間を経ると
違う分類になっていた、という方もあります。
このように、さまざまな人生の出来事を通じて、
パーソナルカラーは後天的に変わっていくものなのです。
前回の診断から期間が空いているな、と言う方は、
改めてパーソナルカラーを診断してもらうと、
新しい自分の魅力に出逢うことができるでしょう。