顔まわりの印象を若々しく整えるデニムジャケットは、
着回しに重宝するアイテムです。
いつもの服の上から羽織るだけで、
垢抜けた印象にしてくれます。
デニムジャケットを大人っぽく着こなすコツは、
ふたつあります。
ひとつは、色数を抑えること。
全体の印象を二色以内にとどめ、
ちいさなアクセントカラーをネックレスやブローチなどで
添え、いきいきとした印象をつくります。
もうひとつは、ジャスト・フィットまたは、
少し小さめのサイズを選ぶこと。
ジャケットの肩幅については、
過去の記事でも取り上げているように、
指で肩をつまんだ時に1センチあるぐらいが
ちょうど良いのです。
少しだけ小さめのジャケットは身体にフィットして、
シルエットがだぼつかず、美しく決まります。
さて、今日は黒の上下のうえに、
デニムジャケットを羽織ったスタイルです。
薄手の黒のウールニットに、
イネス・ド・ラ・フレサンジュの
レース加工のスカートを合わせて、
華やかさをプラス。
そして、華やかさを引き締めるように、
コスチューム・ナショナルの重厚感のある、
マニッシュな革靴を合わせました。
こちらのデニムジャケットは、
ジャン=ポール・ゴルチエのものです。
オーソドックスながら、
フランスらしいシックな色あいと、
ボディコンシャスなカッティングが
楽しめる一着です。
飾らないのに、存在感のあるおしゃれ。
ぴったりと合ったデニムジャケットは、
控えめでいきいきとした気品を、
着る人に添えてくれます。