阪神淡路大震災から今日で19年目を迎えました。
1995年の1月初旬に身内を亡くしたばかりだった私は、
一週間の忌引休暇を広島で過ごし、
震災の前夜に、箕面のアパートの一室に戻ったばかりでした。
そして、朝の5時45分、浅い眠りから不思議と目覚めた私は、
起き上がり、意味もなく玄関へと向かってドアの鍵を開け、
ノブに手をかけて、外に出ようとしていました。
そのとたん、立っていられないほどの「揺れ」に見舞われたのです。
このようなことは、過去にはありませんでした。
振り返れば、誰かが、私を守ってくれたように思います。
それから急いでテレビをつけると、画面が真っ暗で、
女性アナウンサーの悲鳴が聞こえます。
チャンネルをいろいろと変えて、やがて飛び込んできた映像は、
にわかに信じがたいものでした。
あの日のことが、今でもありありと思い出されます。
震災の犠牲となられた多くの方々に、
心から、追悼の意を捧げます。
防災の大切さを、こうして折々に思い出させてくれるのは、
なんと言っても、このような節目の日です。
水や非常食、懐中電灯の電池切れを確認して、
生かされていることに感謝したい日です。
さて、今日は心斎橋で、とある面談があります。
カラービジネスで果敢に走り続けるあこがれの方と、
ご縁を頂いてお目にかかれる嬉しい一日!
今日の自分のキーワードを、「中庸」、と置きます。
人物像が明らかでわかりやすく、
そしてバランスよく、空気感を読むことのできる印象。
トープ色のウールスーツに、
シャンパンカラーのコットンのブラウスを合わせました。
カフスは、ダークブラウンがかったクロム色のスクウェアのものを
セレクトし、袖口を同系色の濃淡でまとめます。
ジャケットとブラウスの間の襟元には、
クレーががったベージュとターコイズ色の入ったシルクスカーフを差し、
胸元には、ちいさく光るダイヤモンドで慎ましく明るさをプラスします。
30デニールのほどよい透け感の黒いタイツに、スクウェアトゥの靴。
ナイロンの黒いバッグで、低い位置の統一感をつくります。
スーツの上には、義母から譲り受けた、
グレーがかったオリーブカラーのウールコートをはおります。
ちなみに、今日のコーディネートは、実は
私のパーソナルカラーとは異なる装いです。
でも、似合う色を優先すると、着こなしは限定的になってしまうもの。
「似合う色」と「目指す色」は異なっていてもいいと思います。
ファッションは、相手を大切に思う心をカタチにする、
繊細なコミュニケーションの一部なのです。