遊び着にこだわる

11月はじめの三連休の最終日、
関西は素晴らしいお天気に恵まれました。

さて、休日のドライブや観光、
観劇や友人とのお茶会など、
行楽を楽しく過ごすのに、
ちゃんとした遊びに行く服」を持っているでしょうか。

遊び着にこだわることは、
実は、品のある人に見える近道なのです。

というのも、
ふだんの仕事着やパーティーなどの晴れ着には、
スーツやドレスをまとえば、誰でもおしゃれに見えるもの。
ここでは、あまり個性やセンスが光りにくいのです。

また、20代、30代の頃は、
髪や肌、表情にハリ感があるので、
服が素朴でもそれなりに、
魅力的に見えていたはず。

ところが、ある歳を超えてくると、
若い頃と同じカジュアル服を着るだけでは
老けて見られるのものです。

自分を正面から鏡で見ているだけでは
なかなかわかりづらいのですが、
横顔や後ろ姿がまるで、
ノーメイクで外出してきたかのような、
気品を損なう、やつれた印象に。
ここでせっかくのツキを逃してしまうのは、
もったいないと私は思うのです。

カジュアルスタイルをおしゃれに決めるには、
ちょっとした「コツ」があります。

それは、カジュアルな服ほど、
天然素材や繊細な色で、上質感と清潔感を出すこと
です。
必ずしも、高級ブランドを身につける必要はありません。

今日のお出かけは、うららかな日差しに映える
ソフトなニュアンスグレイのカジュアルスタイル。
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トップスのグリーンがかったグレイと、
ベルトのブルーがかったグレイで
異なったニュアンスのグレイのレイヤーをつくります。

そして、ライトブルーのインナーと
ペリドットカラーのネックレスを合わせて、
グリーンとブルーのニュアンスを違うトーンで繰り返して。

上半身が無地なので、
スカートとバレエシューズは
ニュートラルなライトグレイを
グレンチェックとパイソンの模様で取り入れ、
全体のバランス感に変化を持たせます。

カジュアルスタイルであっても、
手間暇をかけて立体感を出すことで
ほどよい「きちんと感」が醸し出され、
老け込むことなく、むしろ、
歳を経て一層磨かれた感性を、
さりげなく表現できるのです。

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