知的に見られたい、という人は

20代から30代の働く女性を対象とした
イメージコンサルティングのなかで受けるご要望の中に、
格好良く見せたい」「知的に見られたい
という声が、多くあります。

職場で、プロとして知的な印象を与え、
周囲の信頼を集めることができれば、
仕事もプライベートも、
さらに楽しくなることでしょう。

知的に見られるためには、
内面と外見の両方からのアプローチが
大切
と、私は考えます。

まず、内面からのアプローチは、
「気づく力」を磨くことです。
具体的には、いつもは見過ごしているような
身近なものごとに、あえて意識を向けてみること
です。

身づくろいの方法や仕事のディティール、
職場や家のなかの物の配置、
身近な人への接し方、
ニュースの中で腑に落ちない内容、
などなど、意識を向けるだけで、
次々と「気づく」自分に驚くことでしょう。

そして、気づいたら、そのままにしないで、
ひとつずつ、やり方やとらえ方を変えてみます。

すると、仕事の場面も含め、
勘所に「気づく」力が磨かれ、
直感力が冴えてくるのです。

資格や肩書きを持つことも、
素晴らしいことですが、
それらはあくまで知性を示すための
必要条件に過ぎません。

いかに自分の心をピュアに保ち、
新しいアイデアが頻繁に降りてくるような、
高い感度のアンテナを持てるかが、
気働きの能力すなわち、知性の本質
なのです。

一方、外見からのアプローチで大切なのは、
何よりも、服や小物に清潔感があることです。
そして、知的な印象を叶えるのに
一番力を貸してくれるアイテムの、
「ジャケット」を活用すること
です。

今日のコーディネートは、
グレープ色のニュアンスを含んだ
ウールツイードのジャケットが主役です。
コーデ

厚手のジャケットなのに「きちんと感」があるのは、
程よくウエストと袖を絞り込んだデザインだから。

ライトグレーを含んだアウターは、
顔まわりのシミやシワを目立たなく整え、
顔色を明るくする効果があります。

一方、グレーのアウターは、人によっては
顔色が悪くしてしまうこともありますので、
購入を検討する場合は、蛍光灯などの
自然光に近い環境で試着して、
顔映りをチェックしてみましょう。

また、こちらのジャケットぐらいの、
お尻が隠れる程度の着丈は、
スカートにもパンツにも合わせられ、
着回しに重宝するので、お薦めです。

さて、インナーとパンツは、
ジャケットの色みと馴染むプラム色で統一して、
ジャケットの印象を引き立てています。

首もとには、
ツイードの柔らかい風合いに対比するような、
ホワイトゴールドの光を足して、
顔まわりを引き締まった印象に整えます。

また、インナーが胸元を開けた
女性的なデザインなので、
センタープレスの効いたパンツで、
ボトムズを控えめに見せます。
靴は少し辛口のストレートチップ・シューズを合わせて、
全体として、しなやかで凛とした雰囲気をつくります。

知性と教養が一年の中でもとくに脚光を浴びる秋。
知的な印象を添えるおしゃれを取り入れて、
「気づく」力をアップしてみましょう。

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