コートの季節も終わり、いよいよ、軽やかな装いが増える頃になりました。
もともとの体型を、いかにバランス良く見せるかで、
着こなしへの満足感が変わり、おしゃれが楽しくなってきます。
今回は、ウエストまわりの体型カバー方法について書きます。
ウエストにくびれを作ってみせる一つ目の方法は、
ベルトなどで、服にヨコのドレープ(シワ)をつくるやり方です。
例えば、写真のリネンジャケットはイギリスMulberryの年代物で、
長方形のシルエットのため、そのまま羽織ると重たくなります。
ですので、ウエスト周辺を幅が中程度のベルトでゆるく絞り、
ウエストラインのメリハリ感を出しながら、
腰高な印象をあわせて作るのです。
さら、二つ目の方法です。
くびれたウエストの印象を強めるため、
袖をロールアップして、ひじの位置がベルトのあたりに
見えるように調整します。
このように手首を見せることで、
手首までがほっそりと見えるだけでなく、
腰の位置が高い印象が強まり、脚が長く見えてくるのです。
三つ目に、上半身と下半身の服に使う色を、互いに馴染む色目であわせると、
上下が統一された印象を生み、ほっそりとしたラインに見せることができます。
このテクニックは、ジャケットやトレンチ、ワンピースなど、
さまざまなアウターに転用可能ですので、是非、お試し下さい。