紺という色は、心に静けさをもたらしてくれる色。
黒ほどシャープでなく、青ほど鮮明ではない、
どこか柔らかく、知的な色でもあります。
そして、紺はスーツやジャケットなどで、
活躍するシーンの多い色。
ただし、多くの人が紺を着るので、
印象が埋没してしまいがちです。
自分らしく紺を着るには、
自分のパーソナルカラーにぴったりと合った紺を選ぶことがポイントです。
紺色は、色目が暗くて識別しにくいため、
黒い布の上で色目を確認すると、間違えにくいと思います。
さて、今日は、あえて紺一色の装いを作りました。
ブルーグリーン寄りの紺のワンピースと、
ベージュのチョークストライプが入った紺のジャケットで
温かみのある「紺」のグラデーションをつくります。
濃い色を顔の周りに合わせると、
顔の輪郭がシャープに見えるのです。
胸元には、華奢なゴールドのチェーンネックレスに、
サファイアのビーズネックレスを合わせて、
デコルテと顔に血色を足します。
足もとは濃紺のパンプスと黒のストッキングを合わせ、
気になる脚のラインをスリムにカバー。
メイクは、美しい純赤のリップと、
ベージュから紺のグラデーションでアイカラーを施します。
アイブローはブラウンの濃淡できりっとした眉に整え、
ピンクベージュのチークを差します。
仕上げは、まぶたの下と鼻筋、顎にハイライトを乗せて、
透明感のある肌に整えます。
今日は心斎橋で所用を終えて、
ビーガン料理のAtlで遅めのランチです。
夏ほど硬くない白い日差しが、
紺のドレープを柔らかく彩り、
穏やかな午後が流れていきます。