旅行の服はシンプルに

今日は東京滞在二日目。
コーディネートは、
昨日のジャケットとスカートを活用して、
ストールをプラスします。
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ちなみに、今回の旅の服は、これだけの身軽さです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAほかに、パソコンや資料などもある関係で、
ワードローブはコンパクトにまとめています。

今日は午前中に、
来月の計画をじっくり立てて、
いくつかの課題をクリアします。

ランチは、タヒチ風ローフードを頂きます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAこちらは、アーモンドとカシューナッツを
セロリのペーストで包んだ巻き寿司と、
果物や野菜のチップス、オクラなどのサラダです。
ドリンクは、ノニの葉のお茶。飲みやすい、まろやかなお味でした。

午後からは、池袋に移動して、
今をときめくメークアップアーチストの方に
お目にかかります。

詳しくは、改めてお知らせしますね。

プリーツの折り目は、お出かけ前に要チェック!

今日から1泊2日で、東京出張です。

とある養護施設を訪問見学させて頂き、
新たな事業について打ち合わせします。

そこで、今日のコーディネートです。

(BEFORE)
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(AFTER)
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二枚の写真の違いは、
スカートの手入れを(した/しない)、です。

一度着たプリーツスカートを、
クリーニングに出す前にもう一度着る場合、
スカートの折り目が緩くなっていたりするものです。

微妙なことなのですが、
この「折り目」がきっちりとついているかどうかが、
清潔感の鍵になります。

ちなみに、私が使っている
「折り目づけスプレー」はこちらです。

TK河口「ファッションライナー折目加工液」
http://item.rakuten.co.jp/yuzawaya/222-03-067/

スカート全体がしめる程度にこのスプレーをあてて、
当て布をしてアイロンをかけ、完全に乾かすと、
完璧なプリーツが蘇ります。

このほか、次の点についても、
前日のうちに、あわせて確認しておくと良いでしょう。

・着る服やストールから、ほつれた糸が出ていないか?
・ボタンが取れかけていないか?
・ニットの毛玉が目立っていないか?
・抜け毛がついていないか?

さて、今日のコーディネートでは、
淡い色合いでまとめたこと。
養護施設にいらっしゃる方々は、
色彩に敏感な方もいらっしゃるものです。

相手の見えない部分を想像する力である
「思いやり」を働かせて、今日も一日を過ごしたいと思います。

「穏やかな上品さ」を醸し出すベージュを選ぶ日

今日は午後から、三宮でシークレットミーティングです。

初めてお目にかかる方も多い集まりなので、
今日はスーツスタイルです。

今日は、ひとまず場の雰囲気をくずさないよう
「穏やかな上品さ」を意識することにしました。

そこで、サマータイプの装いをセレクト。
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こちらのスーツは、温かみを感じさせない
ひんやりとしたグレーベージュのものです。

パーソナルカラーでいえば、
ブルーアンダートーンと呼ばれる、
サマータイプやウィンタータイプの方にとっては
比較的合わせやすいお色目です。

サマータイプといえば、
キーワードは「穏やかな上品さ」。
そして、ウィンタータイプといえば、
キーワードは「はっとするドラマチックさ」。

今日は、ウィンタータイプの装いのような
配色のメリハリを出すのを控え、
サマータイプの装いに仕立てます。

スーツの中に含まれるアイボリーベージュを
インナーのニットに繰り返して、
全体の色目に調和感をプラス。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAただし、全体の印象がぼやけないよう、
スーツの中に含まれるブラックを、
オニキスのネックレスで添え、
はっきりとした目元をつくりました。

ところで、ベージュという色の名前は、
もともと染めていない羊毛の毛織物に由来していて、
本来は極めて薄い黄色ないし茶色を指すそうです

現在、アイスベージュ、サンドベージュ、ピンクベージュ、
フレンチベージュ、ハニーベージュなど、
ベージュという名のつく色名はさまざまあり、
それぞれに微妙なニュアンスの違いがあります。
beiges

ベージュ色は、特に顔まわりを明るく彩ってくれる色。

探す手間ひまはかかるけれど、
自分らしいベージュに出会えたら、
コーディネートの楽しみも倍増します。

手づくりのニットをランクアップして見せる方法

クローゼットの中に眠っている、
手づくりのニットはありませんか。

大切な人にせっかく編んでもらったけれど、
もったいなくて着られない…というゆったりとしたニットは、
家着にもお出かけ着にもちょっと難しいアイテムです。

今日は、そんな手づくりニットのランクアップ方法について
書きたいと思います。

こちらのニットをサンプルにしてみましょう。

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ご覧の通り、ローゲージの手編みニットです。
着丈が腰回りまである、非常にゆったりとしたつくりのものです。

このようなニットをトップスにする場合、
カジュアルに着こなすには、
ジーンズやコーデュロイのボトムスを合わせるのが
よくある着合わせです。
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この装いを、もう少しランクアップするためには、
シルエットにすっきり感がほしいところ。

そこで、グレイフランネルのストレートパンツを合わせてみます。
ニットとなじむ明るさのグレイを選ぶことがポイントです。
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ニットのウエストを、細いベルトを二重に使ってウエストマークすれば、
さりげなくハイウェスト化ができ、
腰回りがすっきりするだけでなく、
足が長くみえる効果があります。

インナーにはキャラメル色のVネックニットを選び、
琥珀のネックレスで色のグラデーションつくり、
明るいデコルテにしました。

ごろっとした琥珀のネックレスも、
このぐらいのローゲージニットとなら
いやらしくならず、相性良くまとめられます。

一方、こちらは失敗例。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAボトムスにワイドパンツを合わせると、
シルエットがお殿様状態。
残念な組み合わせです。

もうひとつ、いまいち例です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAボトムスにブラックのウールパンツを合わせると、
上下の印象がぶつっと切れたようになり、
せっかくボトムスを選んでいるのに、
タテのラインが台無しです。

ボリュームのあるトップスを選ぶ場合、
下半身をはパンツでほっそりとさせ、
トップスと色みをを馴染ませるのが
着こなしのコツになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAあるいは、右のように、
トップスの中にある一色を
シンプルなワンピースで繰り返してもいいでしょう。

お出かけには、
12センチヒールのパンプスと合わせると
なおクラッシーな雰囲気に。

手づくりのニットには、
「差し上げる人が温かく過ごせるように・・・」
と、編んだ人の良い気が宿っているものです。

もし、そのような手づくりニットがあるなら、
タンスに眠らせず、たびたび使って、
運気をアップさせてみませんか。


ビジネスシーンで着る「黒ジャケット」のコツ

みなさん、こんにちは。
今日の大阪は、暖かな日差しに恵まれました。

さて、今回は、黒いジャケットをビジネスシーンで活用する方法を書きます。

あなたは、黒いジャケットを、
どのように着こなしているでしょうか。

黒という色は、全ての色を含むことから、
喜怒哀楽の気持ちを内に秘めた
「沈黙の色」といわれています。

ビジネスで黒いジャケットを使うのは、
次のような時ではないでしょうか。

・相手に、強い威圧感を示したい時
・ここ一番で集中して頑張りたい時
・黒子に徹したい時
・フェミニンな服を着ていて、その場にそぐわないと思った時
・何ものにも、わずらわされたくない時

そんなもろもろの事情で
黒いジャケットを羽織る時、
ジャケットの下に何を着るのか?が、
非常にセンスの問われるところです。

たとえば、このようなOLYMPUS DIGITAL CAMERA
ドレッシーな服をジャケットでカバーしたとしても、
観劇には向いていますが、
ビジネスの昼の装いとしては、
やはり適したものとは言えません。

そこで、ビジネスシーンで
黒ジャケットを羽織る方法として、
次のようなコーディネートをおすすめします。

■黒×ペールブルー×ミディアムグレー

モノトーンに近いペールブルーのシャツと、
グレーのスカートでジャケットの下をまとめて、
落ち着いた統一感と知性を感じさせる装いをつくります。
☆グレー×黒の比較[ポイント]
ブラウスには、白やライトグレー、オフホワイト、
ペールブルーなどの明るい色のものを選んで、
昼の装いにふさわしい、明るい顔周りの印象をつくります。
スカートは、あまり明るすぎないものを選んで、
ジャケットとのつながり感を出しましょう。

■黒×バーガンディ

赤の中でもかすかに紫を帯びた、
バーガンディ色のスカートスタイルを
黒のジャケットと合わせることによって、
落ち着いた華やかさ、そして、
しなやかなバイタリティを感じさせる
装いになります。
☆バーガンディ×黒の比較[ポイント]
ブラウスには、ライトベージュ色のものも合わせることができます。
また、スカートの色はワイン色、レンガ色、えび茶色なども
黒のジャケットと相性◎です。

■黒×グレーがかったベージュ

スタイリッシュなのに、まじめな印象のこの組み合わせは、
上品さと威厳を兼ね備えているように印象づけてくれます。
☆グレージュ×黒の比較[ポイント]
ワンピースの場合、ライトグレーやミディアムグレー、
ペールブルーなども、黒いジャケットと品良く合わせることができます。
強すぎないコントラスト感を持たせるのがコツです。

■黒×えび茶

暗い黄みの赤であるえび茶も、
ビジネスシーンでの黒との相性は○です。
えび茶の、次のような色みの服を持っているなら、
黒ジャケット合わせてみると、
普段とはひと味違った着こなしが
楽しめます。
COLOUR-TONER(えび茶の濃淡)

たとえば、このようなシルクのサンドレスも、
黒ジャケットを使うと印象が様変わりするのです。
☆オレンジベージュ×黒の比較

最後に、黒いジャケットの最高のスパイスは、
「女性らしいしなやかな仕草と声」です。
普段より少しだけ、穏やかなたたずまいと指先の使い方、
そして微笑みを意識すると、
黒のジャケットは最高の効果を発揮してくれることでしょう。

ジャケットの本当の効果とは

今日は、ジャケットを着る効用について書きます。
比較

アメリカのイメージコンサルタント、
ジョン・T・モロイ氏が行ったアンケート結果によると、

93%以上の男女ビジネスマンが、
「ジャケットを着ている女性は、
他にどんなアイテムを身につけていようと、
ジャケットを着ていない女性より上のポストにいる」
と結論づけたそうです。

また、複数のオフィスで1年以上かけて行った
次のような実験結果もあります。

①ドレス姿
②スカートとブラウス姿
③パンツとブラウス姿

の女性たちに、それぞれ(ジャケットあり・なし)の
2パターンの装いをしてもらって、
それぞれランチタイムの間に
自分の所属とは違う部署に行ってもらいます。

そして、デスクに残っている従業員に
「この書類を届けてもらえないか?」
と依頼してもらいます。

すると、ジャケットを着た女性のところには、
ジャケットを着ない場合よりも32%速く
書類が届けられたそうです。

また仕事を頼まれた従業員に尋ねると、
61%の人が依頼してきた女性のことを、
「自分よりも上のポジションにいると思った」、
と話していたそうです。

(参考 : John T. Molloy, Millionaise: The Rules of Fashion)

このように、ジャケットは威厳とステイタス、そして、
何かを成し遂げる能力まで感じさせる、
ビジネスに関わる女性には、
強い味方となるアイテム。

ジャケット選びの決め手は、素材の上質感。
ウール素材か、またはウール素材に見えるもの、
あるいはシルク素材でも良いでしょう。
そして、肩のラインが合っていることが必要条件です。

日ごろの仕事の頑張りがきちんと評価されるよう、
ジャケットをうまく活用して
見た目を整えることは、
一種の保険のようなものですね。

イタリアオヤジに学ぶ「こなれたきっちり感」

今日は、永遠の0(ゼロ)を劇場で楽しみました。
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原作をまだ読めていないのですが、
映画はとても見応えのある作品でした。

真珠湾攻撃からミッドウェー海戦、ラバウルの戦い、
ガダルカナル海戦といった太平洋沖での当時の戦闘の模様が
どのようなものだったか、太平洋戦争の風景や空気感が伝わります。

また、自分を待つ人を守りたいという気持ちの中で、
戦争の狂気に巻き込まれていく主人公の生き様など、
当時を生きる人々の心情までありありと描いているあたりは圧巻です。

この映画のようなドラマは、実際にはたくさんあるものです。
私の住まいの近所にも、特攻隊の生き残りのおじいちゃんがいます。
その人は、自分だけが生き残ったことが申し訳なくて、
恥ずかしくて、せめて、死んでいった隊の仲間たちの分まで
生きようと思った…と話されます。

あと10年もすると、あの戦争の体験談を直接聞くことは、
なかなか難しくなることでしょう。
これからも、さまざまな機会に語り継がれることを願います。

さて、今日は、いつものジャケットスタイルを
こなれて見せる方法をご紹介します。

今日のベースはこちら。
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細かいチェック柄のグリーンのウールジャケットと、
ダークブラウンのウールパンツです。
インナーには、ジャケットに含まれる黄色のものを選んでいます。

このようなジャケットスタイルをこなれて見せるためには、

(1)革ジャケットを羽織る
(2)フーディーコートを羽織る
(3)ストールで上半身に立体感をつくる
(4)ジャケットの下に、袖無しのダウンやダッフル、ライダースをはさむ

などの楽しみ方があります。

今日は、ミリタリージャケット風のコートを上からまといます。

着古したようなミリジャケをスーツやジャケットの上から羽織るのは、
LEONによると、今、ミラノのおじさまたちの間でよく見られるルックスなのだそうです。

こちらは、Cabbages&Rosesのベルベットのコートを羽織った後の印象です。
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きっちりとしているのに、親しみやすい印象になります。

オフィスのロッカーなどに、こんな外套を一枚置いておくと、
ちょっと雰囲気を変えたい時に便利かも知れませんね。
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色合わせに悩む服がなくなる魔法の方法

今日は大寒。
いよいよ、春の訪れを迎える節目です。

そして、今から約150年前の
慶応2年1月21日(1866年3月7日)には、
坂本龍馬らの仲立ちのもと、
木戸孝允と西郷隆盛が薩長同盟を密約した日でもあるそうです。

西洋の列強が日本の治安を脅かす中では、
藩という、これまで主流だった組織体が衝突するよりも、
一致団結して日本のために立ち上がろうという
長州藩と薩摩藩の首脳部の合意は、やがて、

江戸城の無血開城を実現し、
明治という新しい時代、
強い国・日本を形作った
源流となったように思います。

今日、私たちが穏やかに暮らせているのも、
今日、私が身づくろいを楽しめているのも、
日本が独立国家で、安寧であるからこそ。
このようなご先祖さまの苦労があったからこそと、
改めて感謝したくなるできごとです。

…さて、前置きが長くなりました。

今日のテーマは、「色の難しい服をどう着るか」です。

インターネットで買った服が、届いたら実際には違う色だった、とか、
バーゲンで買ってはみたものの、着合わせる方法が思い浮かばない、
などの理由で、クローゼットに眠っている服はありませんか?
そんな悩ましい服を着こなせたら、いいですよね。

私も、過去に海外オークションで手に入れたけれど、
実際の色と画面上での色が違っていた、という経験がたくさんあります。

そんな時、着こなすのをあきらめてしまっては、もったいないですね。
そこで、試行錯誤の結果、次の方法に至りました。

今日は、こちらの玉虫色のジャケットが主役です。
ウォームグレーと思って、インターネットで手に入れたもの。
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このような、鮮やかさの低く、明るさの押さえられた色の
ジャケットにふさわしい装いには、大きく二つの方法があります。

(1) 黒や白の単色で、ジャケットを引き立てる
(2) 調和する色で、統一感をつくる

今日は、(2)について見てみたいと思います。

まずは、ジャケットの色をiPadアプリ「色彩ヘルパー」で調べてみます。
すると、利休鼠(#888E7E)とスチールグレイ(#736d71)の間の色で
あることがわかります。

そこで、この色に合う配色を調べます。
今日は、Adobe kulerを使ってみましょう。
kuler

Adobe kulerの「Explore」タブから「利休鼠(#888E7E)」を使った配色を検索すると、
「Rikyu」という名前で、このようなセットがでてきました。
利休落ち着きと広がりを感じる色の組み合わせです。

そこで、左側2色のオリーブ/カーキ色を使って、
インナーを濃淡でまとめてみます。
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グラスビーズのエンブロイダリーが入った、ZARAのシルクトップに、
シンプルなチャコールグレイの、プリーツ入りウールスカート。

ジャケットと合わせたときに、シルクトップの鈍い光が
玉虫色の襟もとと統一感のある陰影をつくります。
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この方法で配色を吟味すれば、
さまざまな着合わせをもっと楽しむことができるのです。

ぜひ、お試しになって、楽しんでみて下さい。
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色は人を強くできるのか?

午前中に雑務を片付け、午後から長堀橋へ。

今日は、カラータイプインストラクター協会(色彩舎)が主催する
カラータイプアドバイザー認定講座」を
受講します。

カラータイプとは、色彩心理的な観点を元に、
カラーコンサルタントの河野万里子氏が
独自の観点や研究を重ね開発した性格診断システムです。
(「カラータイプ」特許庁商標登録5290696号)

普段、私たちは無意識のうちに
色からの影響を受けています。

色彩が、私たちの心理に影響ほ及ぼすということは、
逆に、その人の心の状態から色を分析でき、
そこから、その人のことが読み取れることになります。

その人の心の状態を、13色の色へ置き換えるのが
「カラータイプ」の体系の特徴。

そして、人の心の状態を色へ置き換えることで、

・複雑な心理状態でも、視覚的・感覚的に、
誰にでもわかりやすく理解できる

・13色がもつ意味の共通性や相違性を分析することで、
微妙な心理状態を読み取ることができる

・短時間で診断ができ、診断結果をすぐに、
行動や対処法に応用できる

といったメリットがあるそうです。

さて、今日のコーディネートはこちら。
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シンプルな綿シャツの上に、
MISSONIのニットジャンパーを羽織ります。
ジャンパーの大きく開いた襟もとと大胆な模様が、
小顔効果に一役買ってくれています。

そして、ジャンパーに含まれるバーガンディ色を
ESCADAのウールスカートで繰り返します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAデコルテには、ジャンパーのジッパーと同じ
ゴールドのチョーカーを選びました。
石は、ハートシェイプのルチルクオーツです。

バーガンディ色を、filofaxのダイヤリーで
もう一度繰り返します。

さあ、私のカラータイプは?というと、
テストの結果、「創造タイプ」とのことでした。

実は、昔は「堅実タイプ」だったのです。
大学在学中の求職活動の折にも、
「絶対につぶれない、安定した会社に就社したい」
という動機で、前職の会社を選びました。

昔は、いい大学に行って、
安定した会社に就職して、
右肩上がりで不自由なく暮らす、というのが、
ひとつの「安心」のカタチでしたね。

それが、徐々に「創造タイプ」に変わったのです。
バブル崩壊、アジア通貨危機、リーマンショック…
いくつもの試練が、働く環境を大きく変えました。
最初のうちは、資格を取ったりスキルを磨いたりで
組織に必要な人間でいよう、と思っていたのですが、
それだけではないようだ、と気づいたのが30代後半。

先の読めない時代を生きるには?
「安定」よりも「充実」が自分に必要なキーワードでは?
…等々、考えていくうちに、
自分の命の時間を、「創造」の楽しさに使いたいと思えてきたのです。

これまでにない「何か」を創りたい。
自己満足ではなく、多くの人に喜ばれるものを。
たとえば、おしゃれが楽しめていない人に、おしゃれをもっと楽しんでもらって、
自分を大切にする気持ちや、生きる喜びに気づいてもらいたいと
思えるようになったのです。

性格は、人生の出来事に影響を受けて、
大きく変わるものだと思います。

ところで、いま、自分に必要なのは、
アイデアを具体的なアクションに落とし込み、
愚直に実行する「活力」。

それで、スカートや小物を通して、
赤のエネルギーを取り込んでいるようです。

色彩心理をうまく活用すれば、
いろいろな面で、自分の可能性を拓くことが
叶いそうな予感。

色のもつエネルギーについて、
気づいたことがあれば、都度、
ご紹介したいと思います。

自宅で特別なワインを囲む夕べ

朝には雪模様だったけれど、
晴れ渡った日差しが綺麗な午後。
今晩は自宅で、特別なワインを頂く日です。

「カデイミイ ブホロ」は、
二重内陸国のウズベキスタンから空輸で運ばれた、
アレアティコ100パーセントの赤ワイン。

フランスの技術者の方の監修のもと、
忠実に製造されたワインです。

ぶどうの栽培に、農薬を一切使っていないだけでなく、
酸化防止剤に使われる亜硫酸塩が含まれていない、
有機ワインでもあります。

こんな日は、シンプルな黒い服で、
ワインを主役に、静かに味わいたいもの・・・

今日のコーディネートです。
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膝丈のシャツスタイルのブラックワンピースを、
細いパイソンレザーのベルトでウエストマークします。
飾り気は、パールネックレスの穏やかな光だけ。
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コルクを空けて30分ほどの頃は、
陽光を受けて輝く、
果樹園の景色を思わせる味わいです。

しかし、その後も刻々と風味が移ろい、
飲み始めて1時間後には、
海辺に沈む夕陽をテラスから眺めているような
どこか切ない香りが漂ってくるのです。

本当に、不思議なワインです。
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ウズベキスタンはシルクロードの中継点にあり、
ワイン発祥の地とも言われているところです。

また、第二次世界大戦の敗戦を受けて
抑留された日本兵たちが、
寒さと飢えに負けず
屈強な数々のインフラを遺したこともあり、
親日派の多い国でもあります。

私も一度、かの国にぜひ、訪れてみたいと思います。