この時期、カジュアルなおしゃれに欠かせないのが、
ダウンジャケットやレザージャケットの下に合わせる、
セーターやジーンズなどのベーシックなアイテムです。
今、街はセールの真っ最中で、手ごろなセーターの買い足しを
する方もいると思います。
そこで、「安かったけど、着にくかった・・・」とならないための、
セーターの求め方の基本的なポイントをご紹介します。
1. 着回しには、シンプルなセーターを
バーゲンになると、凝ったステッチや模様、肩のデザインなど、
さまざまなバリエーションの高級アイテムもプライスダウンしてきます。
一見、「お買い得」に思えますが・・・
実際には、ベーシックなものこそ、普段の着合わせに重宝するもの。
シンプルなワードローブを目指す人は、チェックやアーガイルなどの
模様やデザイン入りのものよりも、無地のセーターを求めましょう。
えりの形は、カジュアルに着るならクルーネックがおすすめです。
また、スーツスタイルに合わせるなら、貝ボタンのVネックカーディガンや、Vネックセーターがおすすめです。
そうすれば、ジャケットやシャツなど、他のアイテムとも格段に着合わせを組み立てやすくなります。
色は、「落ち着いた色合い」であることがポイント。
グレイのセーターが着回しを組み立てやすく、重宝します。
グレイにも、明るいグレイから黒に近いグレイまでさまざまあり、
まとった時の印象も大きく変わります。ですから、面倒をいとわず、
あなたの印象が最も映える明るさのグレイのセーターを、胸元に合わせたり試着したりして、探してみましょう。
グレイの代わりに、ネイビーブルーやオリーブもおすすめです。
黒いセーターは、コントラストが強くなりすぎてしまうことも多いもの。
むしろ、チャコールグレイがこなれた印象に見え、また、普段の着回しには使い易いです。
鮮やかな赤のセーターも、避けた方が無難です。
というのも、赤やオレンジのセーターは人の記憶に残りやすく、
一週間に二度着ると、「あのセーターをまた着ているな」と
思われることもあるのです。
2.上下の釣り合いが整っている
合わせたいボトムズとのバランスで、
セーターのフィット感を選びましょう。
細身のジーンズであれば、身体のラインにぴったりとあった
薄手のセーターを、ゆったりとしたラインのパンツをはくなら、
ボリューム感のあるセーターを合わせます。
3. おしゃれは、あとからプラスする
もし、首元にボリューム感がほしいなら、
えり周りにボリュームがあるセーターのデザインを選ぶのではなく、
マフラーやスヌードなどの小物で調整しましょう。
また、クローゼットに余裕があれば、2着目以降のセーターとして、
タートルネックなどのデザインのものを持つと良いでしょう。
4. 正しく着重ねする
ビジネスシャツやネクタイと合わせるなら、ジッパーのカーディガンではなく、貝ボタン(または樹脂ボタン)のカーディガンを選びましょう。
Vネックのニットも、シャツやネクタイと合わせやすいアイテムです。
5. カジュアルなら、デニムとの組みあわせをもっと楽しんで
デニムの色は、インディゴカラー以外にも、グレイやバーガンディ、
ダークグリーンなど、さまざまな色のものがあります。
あなたが着るジーンズの色とマッチしたセーターの色を選んで、
組みあわせを楽しみましょう。
バーゲンになると、ついつい
「値段が安いからいいか・・・」
「サイズが思っていたのと違うけど、まあいいか・・・」
という気持ちになりがちです。
私も過去、そんな気持ちでお買い物をして、
失敗した経験が山ほどあります。
買わないのが、もっとも経済的・・・ということになるよりも、
せっかくの予算を有効に使った方が、日々の装いも楽しくなるもの。
是非、「自分の一着」を見つけてみて下さい。